椅子の製造工場
木工家具の製造を専門にされている株式会社山崎木工所(大阪府大東市)を訪問し、椅子づくりのこだわりなどを代表取締役社長の山崎年庸氏に話をお伺いしてきました。
同社は1973年に応接椅子・ソファの製造業として創業しました。
2000年からは業務用椅子の製造を主体とした事業へと転換され、2008年には拡張移転、2016年には第二工場を増設するなど、事業をどんどん拡張しておられます。
Q1.椅子づくりのこだわりとは?
やはりいかに綺麗に仕上がるかをとても大切にしています。
お客様に買ってもらえる商品を作らないといけませんし、年々品質にもシビアになっておられますので、実際に使われる方のことを想いながらモノづくりはしていますね。もちろん、それは材料等の仕入先にも我々から要求をしていっております。
Q2.御社の強みは?
一般的には木枠と脚が別々の工場で作られるケースが多いのですが、弊社は両方を製造できる体制となっています。もちろんあらゆる種類の椅子にも対応できるので、少しずつではありますが、依頼を受ける椅子メーカー様は増えてきています。
その他には、椅子の職人さんは高齢化が進んでいますが、弊社は平均年齢が30歳と若く現在も新たな人材を積極的に採用しており、まだまだ成長していきたいと思っています。
若い人の発想は自由なので商品開発にもとてもいいアイディアを出してくれています。
工場内も見学させていただきました。
椅子づくりの工程って皆さんご存じですか?
もちろん機械も使用しますが1脚1脚職人の方が丁寧に加工しておられるんです。
木を切断し、削ったりして形を整え、座面と脚の部分を組み合わせ、最終的に塗装などの工程を経て1脚1脚丁寧に作られています。
こうした作られた椅子なので、多くの方に大切に使っていただきたいですね。
(茂)